2022年10月12日(水)
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葬儀と供養の情報発信【13】 「『墓友』とは?」
「墓友」とは? 編
ここ数年、「終活」に取り組まれている方が増えてきました。
「終活」とは【人生の終わりをより良いものにするため、事前に準備を行うこと】。
例えば、身の回りの荷物を整理・処分したり、財産や相続について決めておく、
葬儀社・葬儀の内容を決めておく、お墓を探す・購入するなどが
あげられます。活動している方の多くはおひとりさまのご高齢者や、子供に手間を
とらせたくないと考えていらっしゃる方が多いようです。
「終活」について詳しく知りたい方は過去の
葬儀供養の情報発信【4】「終活&エンディングノート」
コラム | 【公式】十全社/メモリアルホール 千葉(君津、木更津、袖ヶ浦、富津、浜野、鋸南)の葬祭・葬儀・葬式 (juzensha.com)
にて解説しておりますので、ぜひ参考になさってください。
そんな「終活」の中で近頃【墓友】という新しい供養の形が注目されています。
【墓友】とはいったいどういうものなのか。【墓友】を作る方法や
メリット・デメリットも踏まえて紹介していきます。
▼【墓友】とは?
「墓友」(はかとも)とは、家族や親族といった血縁関係は無いけれど、
同じ墓に入ることを決めた交友関係を表した言葉で、
家族や親族とは別のコミュニティで知り合い、交友を深め、生前のうちに
お墓を購入し、死後はそのお墓に共に入ることを約束した友人のことです。
現代の社会問題でもある【おひとりさま高齢者の増加】によって「墓友」という
供養の形が生まれました。ひと昔前は、お墓は代々受け継ぐのが一般的でしたが、
現代では未婚の方や、受け継ぐ子供がいない方も多くなりました。
「一人でお墓に入るのは寂しい」そんな不安を改善してくれるのが「墓友」なのです。
▼メリット
・死への不安が和らぐ
「墓友」を作ることによって、終活について気軽に話し合える友人ができます。
同じ価値観を持つ者同士、話し合うことによって、死に対する恐怖・不安が解消
されることがあるのです。また、お墓に入った後も、「一人ではない」という
事実が安心感につながります。
・費用を抑えられる
お墓を作るということはとてもお金がかかります。
墓石や立地条件にもよりますが、100~200万円程度が必要です。
しかし、「墓友」がいれば、費用を配分することができ
料金面での不安も解消することができます。
▼デメリット
・お墓の所有権に関して争う可能性がある
お墓は共同購入ですが、墓友同士でお互いが所有権を主張するというケースが
考えられます。
また、支払うお金の清算も問題になる可能性があります。
墓友と事前にきちんと話し合うことが大切です。
・親族から理解されにくい
まだまだ新しい供養の形である「墓友」は理解されにくいのが現状です。
自分の事だからと1人で決めてしまった場合、後々、家族や親族が戸惑われるといった
事例もあります。「墓友」は決して悪いことではないので、家族や親族がいる場合は
事前に自分の意思をしっかりと伝えて、理解を得ておくことが大切です。
▼お墓選びの注意点
永代供養のある埋葬方法を選ぶ
墓友と一緒に入るお墓は、基本的に永代供養が前提となります。
全員がお墓に入ってしまったら、お墓の面倒を見る人がいなくなります。
永代供養とは、寺院や霊園が代行して永遠に供養を行ってくれるというもので、
お墓の面倒を見る人がいなくなっても、お墓が廃れることはありません。
▼墓石の名前
墓石に彫る名前に決まりはありません。
苗字を抜いて、下の名前を並べて彫ることも可能です。
最近はお墓のデザインも自由で家名にこだわらないお墓が多くなってきました。
ですが、永遠に続くお墓なので、あきらかに避けるべき言葉、
特に「著作権に絡む言葉」などについては考慮するようにしましょう。
事前に墓友となる人同士がよく話し合って決めることが大切です。
▼「墓友」の探し方
実際に「墓友」をどうやって、作る・探すのかわからない方も多いのでは
ないでしょうか。
「墓友」を作る方法としては、下記が挙げられます。
・元々の友人と「墓友」になる
・墓友サークルに参加する
・終活セミナーに参加する
年齢を重ねていくと、友人同士で終活関連の話題が出てくることもあるかと思います。
そのような会話の中で「墓友」について話題を振ってみるのもいいでしょう。
元々の友人じゃなくても、NPO法人などが主催している墓友サークルや
終活セミナーなどもおすすめです。終活について学べると同時に墓友に興味が
ある人と交流ができるきっかけにもなります。
▼最後に
少し前までは当たり前であった、子は親と同居し、最後まで面倒をみて
亡くなった後のお墓を守っていくという価値観が、時代の変化とともに変わっていき
現代では、死後のことまでも自分自身で決められるという選択の自由が
増えてきました。
「墓友」は交友関係を広められる一方で、トラブルが起こる可能性もあるため
信頼できる相手を選んで、家族や親族からの理解を得ることが大切です。
十全社は24時間365日、お電話でのご相談を承っております。
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