2022年8月31日(水)
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葬儀と供養の情報発信【12】 「『友引』に葬儀をしてもよい?」
「友引」に葬儀をしてもよい? 編
カレンダーには『先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口』という【六曜】の考え方があります。
六曜は一般的に冠婚葬祭などの日程決めの目安として使われることが多いです。
六曜の順番は以下の通りです。
①先勝 ②友引 ③先負 ④仏滅 ⑤大安 ⑥赤口
【大安】の日は「最も縁起が良い日」とされているのはよく耳にする話ですね。
入籍や結婚をはじめとする祝い事の日取りとしても人気が高いです。
大安は一日を通して縁起が良く、万事において吉といわれています。
かえって【友引】は何をしても勝負がつかないとする日。
友を引くと書くことから、お葬式などの凶事には不向きとされることでも有名です。
朝と夕が吉、昼は凶という日で、大安とは違い時間によって吉凶が分かれているのが特徴。
昼は凶なので、縁起を担ぎたい場合の行事は11時~13時の日中を避けておきましょう。
では、なぜ【友引】の日に葬儀を行うのは良くないのでしょう?
▼火葬場が定休日とされている事が多い
「友引」の日は火葬場が定休日として設定していることが多く、火葬をすることができません。
また、葬儀社も葬儀を扱う仕事ゆえに不規則になりがちなので、「友引」を定休日としている
ことが多いです。
これらのことから【友引】の日は葬儀の予約自体が取れないことが多く、必然的に日程決めにも
影響が出てきます。
▼友引に葬儀を避ける理由
【友引】は『友を引く』ことから、
「故人が仲の良かった人(友)を冥土まで引き連れてしまう」という考えにもとづき
葬儀を避ける習慣があります。
友引は【昼は凶】であるから昼以外の時間であれば問題ないという意見もありますが、
この日自体、縁起が悪いという考え方もあります。
なお【友引】を避けるべきというのは「陰陽道」(おんみょうどう)に由来しており、
実は仏教だと「友引にお葬式をしてはいけない」という考え方はありません。
「陰陽道」の「友引はお葬式を避けるべき」という考え方が広まっているのです。
またお通夜に関しては「友引」に行っても良いとされています。
お通夜は「故人を偲ぶ儀礼」という側面を持っており、この日に故人とお別れする
わけではないからです。
▼最後に
必ずしも【友引】の日に「葬儀をしてはいけない」ということではありませんが
火葬場が定休日の場合が多く、やはり「故人が友を引いていく」
といったニュアンスを気にされる方もいらっしゃいますので
参列者の心情を考えて角を立てないようにと
避ける場合が多いのです。
十全社は24時間365日(「友引」の日も)、お電話でのご相談を承っております。
ご葬儀の手続きなどしたことがなくて、どうしたらいいのかがわからない方
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