2022年6月10日(金)
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葬儀と供養の情報発信【10】 「新盆について」
新盆について 編
亡くなった方が初めて迎えるお盆のことを【新盆(にいぼん)】といいます。
故人様が仏になって初めて里帰りをすると言われており、新盆では特に丁寧に供養し
盆棚を家の中にしつらえたり、新しい仏様を迎えるために外に飾り付けを行います。
お盆の時期は地域によって異なりますが、一般的には8月13日~16日までです。
東京や神奈川など一部の地域では、7月13日~16日行うことがあります。
▼新盆の迎え方
新たな仏様をお迎えするために精霊棚(盆棚)を用意し、提灯などを飾り、親族や故人様の知人を呼んだりして
ご家族そろって供養を行います。
それに加えて、僧侶を招いて法要を行い、その後会食をするという流れが一般的です。
13日は「盆の入り」と言われ、ご先祖様の霊を自宅へ迎える日です。
盆棚を準備し、迎え火を焚いてご先祖様の霊が自宅に戻ってくるための準備をしましょう。
盆棚には一般に水の子(洗ったお米にナスとキュウリと水を加えてあえたもの)を供えたり、季節の野菜や果物
お菓子、故人様が好きだったものなどをお供えします。
14、15日はお墓参りをしたり、親族知人を呼んで供養したりする日です。
このときに僧侶を招いて法要や会食を行います。
16日は「盆明け」と呼ばれ、先祖の霊を見送ります。遅い時間に送り火を焚いたり
地域によっては精霊流しなどを行ったりすることもあるようです。
▼盆棚飾り
盆棚はあらかじめ12日の午前中までには準備しましょう。
送り火の後、撤去します。昔は飾ったものを川に流しましたが、今では環境保護の観点から難しくなっています。
※当社ではお盆終了後に棚はすべて片付けに伺いますので安心です。
▼盆外飾り
御霊の目印のために設け、夜は灯りを灯します。盆月の1日または前月の末日に設け、一か月間飾ります。
▼先祖は精霊馬に乗って帰ってくる
また、ご先祖様(仏様)は提灯の明かりを目印とし精霊馬(きゅうりの馬・なすの牛)に乗って帰ってきます。
そのため、お盆初日である夕方には、「盆棚」や「軒先」「玄関」などに、盆提灯を飾りご先祖様が
迷わずに帰ってこられるようにしましょう。
また、盆飾りを片付ける時期は、お盆最終日の16日の送り火後のお盆明けの17日以降です。
盆棚に盆飾りを飾りはじめる日は特に決まりはありません。
お盆が始まるまでに余裕をもって準備を行いましょう。
ただし、7月7日に盆飾りを飾る地域もあるので、事前に、菩提寺や近隣のお寺や親族などに
その土地の風習などを確認しておくとよいでしょう。
▼新盆の際の服装
新盆に限らずお盆というのは、故人様やご先祖様の霊をお迎えする、言わばお祝いごとのようなものです。
従って、法要の際には喪服よりも平服が選ばれることが多いです。
「平服」とは略礼装のことであり、普段着とは違いますのでTシャツや短パンなどは避ける方が多いです。
ただし、地域や宗派などによって異なりますので、事前確認をしていくと安心です。
▼最後に
新盆というのは、招く側も招かれる側も不慣れなことが多く、何をどうしたら良いのか分からない
という方も多いのではないでしょうか。
色々と風習やしきたりがあるのは事実ですが、大切なのは故人様を想う気持ちです。
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